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2021.3.23
category:コラム
シアトルにあるコーヒーチェーンでは、CEOが社内に向けてSDGsに取り組むよう方針を発表しています。2030年までにCO2排出量や埋め立てゴミの量を現在の50%に削減したり、植物由来のメニューの増加や環境再生型の農業へ投資をするなど、自然資源を活用する方針を打ち出しました。
同社CEOは「今ほど環境の持続可能性のために立ち上がるリーダーシップが求められている時代はない」と発表しています。今後の経営者には、サステナビリティを重視した動きが求められることは間違いありません。
「われわれが暮らす地球のために、これまでを超える挑戦をし、今までよりも広い視野で考え、さまざまなステークホルダーとさらなる連携をしていかなければならない。目標を達成する過程で、多くの課題に直面するだろうし、大きな変革が求められると理解している」と同社CEOは書簡でアピールしています。今行動を取らなければ、自社のビジネスやパートナー、消費者、地域までにも大損害をもたらすと警鐘しています。
今回の発表では全世界の事業やサプライチェーン上で発生した二酸化炭素の排出量や廃棄物の量、水の使用量を測定。その結果を受けて、リサイクルにより理解を深めた、環境戦略を掲げています。今後、リサイクル食器の使用にも視野が向くことでしょう。廃棄物の削減に、リサイクル食器の導入は選択肢の一つであると言えます。
今後このような環境の持続可能性への取り組みは、大手チェーンのみに限らず中小企業にも波及すると考えられ、日本の企業でもそのような動きが徐々に見られるようになりました。ゆくゆく上では業績にも関係するため、ステークホルダーへ取り組みの説明と共に業績拡大の布石として取り上げ、経営方針への理解を得られることが重要になるでしょう。